鹿児島
鹿児島の焼酎といえば、もちろん「いも焼酎」ですね。
蔵元は約100軒で、そのほとんどが「いも焼酎」を造っています。
原料の「さつまいも」はその名のとおり、薩摩(昔の九州南部の国の名称。
現在の鹿児島の西半分と宮崎県の南部)の特産です。
しかし、鹿児島は最初から「さつまいも」で焼酎を造っていたわけではありませんでした。
「さつまいも」で造る以前は、「米」「麦」「キビ」などが原料に用いられていました。
「いも焼酎」の独特な香り…
確かに以前の「いも焼酎」は、かなり芋ならではの独特な香りが強すぎて、苦手な人も多かったようです。
しかし研究に研究を重ね、あの独特な香りを和らげるため、蒸留方法や貯蔵方法などを工夫して、香りがやわらかく、フルーティーで飲みやすい「いも焼酎」が誕生しました。
シェリー酒やワインを貯蔵していた樽を利用して保存することで、その樽についている香りやかすかな色焼酎にうつり、なんともいえない香りをかもし出しています。
実は鹿児島では、サツマイモのない時期は「麦焼酎」の製造もしています。
【鹿児島のおもな酒造メーカーと焼酎】
・甲斐商店「伊佐美(いさみ)」
黒麹とサツマイモで仕込んで、甘くてコクがあります。
・佐藤酒造「佐藤 黒」
黒麹とサツマイモで仕込んで、しっかりした甘みがあります。
・岩川酒造「ハイカラさんの焼酎」
スッキリした味わいでいろんな飲み方で楽しめます。
・村尾酒造「村尾」
後口のキレもありバランスの取れた素晴らしい焼酎です。
・西酒造「富乃宝山(とみのほうざん)」
黄麹で仕込んで、フルーティーな香りがします。
・本坊酒造「石の蔵から」
芋の甘さがなんともいえない。ロックが合います。
・森伊蔵酒造「森伊蔵(もりいぞう)」
プレミア焼酎といわれている。
・白玉醸造「魔王(まおう)」
柑橘系のフルーティーな香りで、スッキリした味です。
・塩田酒造「百合(ゆり)」
辛口ですが、クセになりそうなマイルドな舌触りです。
・三岳酒造「三岳(みたけ)」
スッキリとした味わいです。